2012年6月11日 (月)

福島県二本松市 衝突事故犠牲者へのお悔やみ

本日、本当に悲しいことがありました。

9日 福島県二本松市の国道にて ワゴン車と大型トレーラーの衝突事故がありワゴンに同乗していた5人の方が亡くなったとのニュースが流れました。

 犠牲になった方は 南相馬市の病院から福島県三春町の仮設住宅に帰る途中の原発避難の皆さん。

  そして 本当に残念なことに、お亡くなりになったのは、5月、三屋裕子はじめ 当プロジェクトが健康支援活動で訪問をした折、ご参加下さった方々であり、大変楽しそうに参加してくださり、次の訪問のお約束を交わした皆さんだったということです。

  個人情報ですので、あえてお名前を当ページではお伝え致しませんが、三春の皆さんは本当に明るい方が多く、集会所がムンムンとした熱気と、大きな笑い声でいっぱいになるような とても思い出深いひと時であったことを思い出し、お亡くなりになった方々の笑顔が今でも脳裏に焼き付いております。

  こんな残酷なことがあるのだということに胸が痛み、ご家族や周囲の皆様への御慰めの言葉も見つかりませんが、お亡くなりになった方々の安らかなご逝去を祈り、ご遺族がお心落としの無いように・・・と願ってやみません。

  ご関係者皆々様に 心からお悔やみを申し上げます。

度重なるご不幸に対して、どうぞ お気持ちを強くお持ち下さい。

         また 皆様を激励に必ずお伺い致します。

 

                東日本大震災健康支援プロジェクト

                       “こころとからだの健やかのために”

                                         代表 三屋裕子

 

 

 

 

2012年5月24日 (木)

2012年5月23日 福島県三春町 (葛尾村の皆様を尋ねて)

5月23日

福島県三春町の二つの仮設に行きました

最初に伺ったのは狐田の仮設住宅

ストレッチ大勢 集会所に入りきれないほどの人が集まりました。

ストレッチいいね
 ストレッチから 既に盛り上がる会場。 

男性3名ストレッチ
お父さんたちも 一生懸命にストレッチに励みます

いいお顔

ストレッチで ウェストぎゅっと!

三屋さんとじゃんけん
恒例じゃんけんゲームで三屋さんのジョークに笑いが止まらない

楽しそう三屋さん「


「なんで葛尾村の人ってこんなに笑うの??」笑い虫が移ってしまう三屋さん

大塚さんも笑顔

「本当! 本当! おかしい~~!!!」と大塚さん

おとうさんもじゃんけん

お父さんたちも大いに盛り上がって、テンションが上がりっぱなしの会場。

笑い転げる

しかし・・・・笑うlovely

真剣そのもの

でもリレーとなったら 真剣に勝負に掛けるみなさん

リーダーたち

リーダーたちも負けられない

リレー笑顔

それでもやっぱり最後は笑顔

いい笑顔をいっぱいありがとうございました!

 

そして 場所は変わって中郷の仮設住宅へ

三屋さん絆
やっぱり三屋さんの後ろには”絆”の文字が光ります

眼鏡の方

優しい笑顔が拡がります

お父さん笑顔お父さんたちも元気いっぱい

マリ先生

大塚さんも 爆裂!

ダメだ

「ダメだ~ みんな可笑しすぎる」笑いの止まらない三屋さんの腕には赤い羽根のシールが.....

爆笑レース

競争が始まると 負けん気がムズムズと・・・

喜ぶリーダー

うぉ~~~!!!! リーダーは元気いっぱい

のりこさん

負けないぞ~~! みんなを盛りあげる松崎リーダー

リーダー

いい? 次は一番だからね~?  と 掛け声をかけるリーダーたち

 

おばあちゃん2人

今日もいっぱいの笑顔の葛尾村の皆さんにお会いして

私たちも沢山の元気を頂きました。

老若男女の笑顔のために・・・・ これからも 皆さんを訪問させていただきます!

  ありがとうございました。

 



2012年5月19日~20日 福島県相馬市にて

2012年5月19日~20日

 連休の桜を終えて、いよいよ新緑の東北

福島県相馬市に面々は向かうことに

今回は相馬東高校が拠点になっての小学生・中学生・高校生へのバレーボール指導と

相馬地区での仮設住宅への訪問。 (三屋さんの運転で田中さんが助手席へ)

車内

景色
水位の高い阿武隈川に沿って 福島から相馬に向かいます。

いよいよ 新地の仮設住宅に到着

元全日本バレーボールメンバーと健康寺子屋の講師による 支援活動開始!

佐伯・田中
仮設住宅初登場の佐伯さんも 田中さんと共に 楽しく柔軟体操を!

「体堅いから見ないで!」と田中さん

ご夫妻

健康支援プログラムはどこに行ってもみなさんの人気者

男女

 

 

 

 

 

じゃんけん じゃんけんゲームで盛り上がります

三屋さん 明るい三屋さんの掛け声が仮設の集会所を元気いっぱいに

大塚さん

健康寺子屋の大塚先生は

チームリーダーとして競争に勝って

大喜び!

 

 

 

レース

元全日本選手たちはレースとなると真剣そのもの。 やはり勝ちたい!

そして 一同は次なる目的地

相馬のバレー会場へ

19日は相馬東高校のバレー部が真剣に指導を受けます。

明日は小中学生がいっぱい集まるので、そのために高校生は気迫を注入。

相馬東

いよいよ20日は近隣の小中学生が大勢集まっての指導会。

アシックスさんからバレー用のTシャツをいただいて元気にスタート。

小学生
相馬東高校体育館には 小学生と中学生がひしめいて200名以上の大規模に

力とは どうやれば力が入るのですか?

レシーブ佐伯さん レシーブの手の構えは・・・・

田中さん
可愛い小学生の指導に笑顔いっぱいの田中さん

井上さん
井上さんも中学生への指導に熱が入ります

全日本4人

参加者全員に 元全日本プレイヤーの連続スパイクを打つと言う記念プレゼント。

でも・・・ 全てのコーチが200本を超えるスパイクに・・・ お疲れさまでした(^^)v

ストレッチ
  ストレッチは 練習の前後に欠かせませんね。

相馬


 相馬はまだまだ 復興への道のりを歩きはじめたばかりです。

 これからの継続的な支援活動を続けていきたいと思っています。

   楽しい2日間ありがとうございました。

2012年4月23日 (月)

春浅い気仙沼へ  4月21日~22日

2012年4月21日~

 

まだ 南関東までしか桜が届いていないこの季節に

気仙沼を訪問しました。(写真は東北道途中)

景色

気仙沼は3月11日以来ですが、その時は丁度震災から一年目

慰霊祭などが行われ、亡くなった方々の法要もいとなまれていたので、

慰問や激励に歩くのが精一杯でした。

 

そういう点では 気仙沼で運動を指導するのは1月以来であり、

久しぶりの訪問のような気がしました。

気仙沼今

 

さて 通いなれた東北道は一年のサイクルを経て

再び春を迎える頃となりました。

しかしながら例年よりも寒さが長引き

気仙沼は全く桜の開花はなく、東北道の途中で山桜を眺めるにとどまりました。

 

気仙沼の最初の訪問は

鹿折中学仮設住宅の集会所です。

到着をするや否や拍手が起こり、私たちを含めて40名近い参加者で

会場は盛り上がりました。

Tシャツ
 

若い方からかなりのご高齢者を含めて

大塚先生のストレッチの準備体操に始まり

伸び

ストレッチ全体

早川先生のウォーミングアップ

 

 

 

 

 

マリさん窓ふき

ゆかりさん

三屋先生のボールなどを使ったゲーム

円陣

直樹さんとおばあちゃん

日体コンビ

豪快

そして 締めの脳トレビクスと いつもながらの盛りだくさんのプログラムに

終始笑い声が溢れていました。

 

 

「また 来てね?」

「また来るからね?」

再会を約束して 一同は次の活動場所 気仙沼女子高校へ

 

気仙沼女子高校への支援活動はずっと続いています。

震災により廃校が決まり、部員数も激減。

仙台高校との合併チームで乗り切ってきた新人戦等への出場も終わり

合同チームは4月に解散。

再び4名の部員での活動になりました。

 気女笑顔

そんな中でも 決して休まずに活動を続ける気仙沼女子バレー部と佐々木監督に

今回の支援の目的の一つとして 

日本文化出版の月刊バレーボール(5月号)を届けるということもありました。

 

月刊バレーボールには4月号から私たちの活動のページが誕生しました。

その名も

「ボールが繋ぐ復興への道

  『今できることを』 

-東日本大震災健康支援プロジェクト“こころとからだの健やかのためにー」

 

5月号は 気仙沼女子高校を取り上げました。

4名になっても頑張る彼女たちへの激励を込めて 手渡しをしたいと思いました。

 

そして 4名でどんな練習をしているのだろうか?

・・・と体育館を覗くと

近隣の中学生を招き、高校生が指導をしながら 一緒に練習をしていたのです。

さらに 近隣の高校生一人も加わって、懸命にボールを追う姿がありました。

 ネット越しに直樹さん

三屋裕子さんと田中直樹さんは ためらうこともなく コートに入り

直ぐに練習がスタート。

そして 田中さんと佐々木監督もメンバーに加わって試合形式の練習も・・・・

開いて笑顔


守屋さん1

 

6時過ぎまで続いていました。

気女説教
 

翌日 

22日(日)は 気仙沼長磯前林仮設住宅へ

 

同日は色々な行事と重なり、決して多くの人数ではないものの 20名以上の参加者があって、集会所はいっぱいになりました。

長磯ストレッチ
 

老若男女が集い、年齢、性別に問わず 健康支援プログラムを堪能。

参加したお父さんから「いててて・・・体曲がんね~」と 声が漏れ、会場は笑いの渦に。

長磯顔じゃんけん4人

ストレッチでは四苦八苦のお父さんもだんだん本調子。

 長磯ボクシングおとうさん

椅子に座ったままのご高齢者も楽しそうに仲間に入り

時に皆の姿にこらえきれず声を出して笑うなど

温かく、楽しい空気に包まれて行きました。

長磯マリさん3人

 

 

 

 

 

 

 


長磯じゃんけん1

大塚先生のストレッチ

早川先生のウォーミングアップを兼ねた体操

三屋先生のボール遊びや脳トレ運動

長磯三屋さん見守る

そして 最後は 仮設住宅恒例のボール回しリレー

ボールリレー
 

③チームが闘い

一位を争って、あの手この手の作戦合戦。

 

あっという間の時間が過ぎて 帰る時

「また来てくれないと 体操忘れちまうから・・・」

「分かった また 来るから・・・」

ありがとう

記念撮影をして 

「あ~~~笑った~~~~」と お帰りになりました。      

2012年4月18日 (水)

和歌山県新宮市 台風災害地への支援(4月7日~9日)

2012年4月7日~9日(新宮市総合体育館&熊野川小学校)

メンバー

三屋裕子、江藤直美、狩野美雪、大塚真里子、西島繁美、早川ゆかり、濱本和美、野中真代(8名)

 

 東日本大震災健康支援プロジェクト“こころとからだの健やかのために”は

2012年夏に 台風災害で大変な被害に遭遇した和歌山県新宮市を訪問。

東京から和歌山まで往復レンタカーでの移動とあって、2泊3日での大移動となりました。

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2012年春に「健康寺子屋in和歌山」を開催したことがきっかけとなり、

その後 台風によって、多くの命を失い、また今でも仮設住宅住まいをしている新宮の方々を尋ね、新宮市総合体育館において 小学生~高校生までのバレー指導や ご近隣の方々への健康体操指導。

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江藤直美さんと狩野美雪さん

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ウォーミングアップのあとには いよいよバレー指導

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神妙に三屋さんの話を聞くこどもたち(真剣に講演を聞きます)

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 画像 354三屋さん、江藤さん、狩野さんの指導が続きます。



 

 

さらに 場所を被害の大きかった熊野川流域の小学校の体育館においての健康支援に場所を移しました。

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川の向こう岸のガードレールが寸断されいてる様子が痛々しい。

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あちらこちらの道が通行止めになって・・・

 

 

 

 

 

いよいよ仮設住宅の方々への支援です。

三屋さんとじゃんけんぽん!(熊野川小学校にて)

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先生たちも子守に大忙し

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長い一日 先生方もお疲れさまでした。

 

 

 

 

帰りがけに 健康支援プロジェクトのメッセージ「今できることを」を書いて下さった

静岡県掛川市の少林寺様ご住職井上貫道老師をお訪ねして・・・・

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今できることを ・・・ これからも 続けていきます。

     

2012年4月 2日 (月)

2012年3月31日~ 福島県三春町貝山&石巻訪問

2012年3月31日~4月1日

 

東日本大震災健康支援プロジェクト“こころとからだの健やかのために”は

福島県三春町貝山仮設住宅へ3回目の訪問と

石巻商業及び飯野川仮設住宅に初めての訪問を行ないました。

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長い冬を超えた 東北地方。

何度となく雪道を通い、また 岩手県大槌町においては 非常に深い雪に悩まされた

我々にとって、まさに“越冬”と言えるものでした。

ところどころの残雪が 春の訪れを印象づけたのです。

貝山仮設住宅の集会所は我々が到着したときには 人が溢れて、

50人を超える人がひしめき、過去2回の訪問を経て、改めて歓迎して下さる気持ち

が大いに表れていました。

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 3度目で見慣れた顔ぶれに混ざって、初登場の人も多く、今回は特に男性の参加者が

増えているのが印象的でした。

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当会場には福島県全国高校体育連盟バレ

ーボール専門部部長小針先生や中体連の

羽根田先生のお顔もも混ざって

 

 

本日のプロジェクトメンバーは

三屋裕子、井上譲、江藤直美、大塚真里子、西島繁美、野中真代の6名

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貝山仮設住宅のプログラムは 準備体操の

ストレッチ。三屋オリジナルプログラム、
 

有酸素運動を取り入れた脳トレビクス。

何度も参加している人は スタートと同時に

テンションも高まり、初めての人も笑い
の渦の中に巻き込まれて行きました。

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最後に集合写真を取り、 みんなの楽しい

時間はあっという間に過ぎていきました。

 

 

 

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ランチタイムは 仮設住宅に隣接する仮設

内のレストラン特性の、チャーハン、

ラーメン、焼き肉、やきそば・

・しかも 全てが3人前あるような大盛。

体操の後の 大食い大会の様な

 びっくりランチタイムでした。

 “美味しかった!”

 

 

そして 一行は 石巻商業に向かいました。

いつもは三屋さんが7割運転という東北への道のりも 今回は井上さんと江藤さんと
 

いうドライバーを得て、ほっとしている姿が印象的でした。

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そして 到着した石巻


最初の訪問は 学校に隣接したがれき置き場のためにハエが大量発生して,最近は見なくなっ

たハエ取り紙が あちらこちらにつるされている姿が印象的だったのですが、2回目の道路浸

水も無くなり、 それでもなお整理された大量のがれきが・・・

 ただ 受け入れ先が決まった瓦礫が パッキングされて 積み上げられて、心なしか
ほっとした風景に見受けられました。 

受け入れてくださる地域の皆さんありがとう
ございました。

 
石巻商業の体育館は 中学生の練習試合が終了をし、整然と並べられ
コーチの登場をまつばかり。

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三屋さん。井上さん。江藤さんもそれを受けて直ぐに練習をスタート

 

 

 

中学生と高校生1人がチームとなり 数々の練習を重ねていきました。

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そして 一つのプログラムを終わるたびに 高校生に「ありがとうございました」と
頭を下げる中学生、照れながらも 礼を返す高校生。

 どちらにとっても有意義な時
間が過ぎていきます。

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途中、高校生だけに本プログラムの目的が伝えられ、

「高校生が地域のバレーボーラー
のリーダーとなって、また 憧れのお兄さんとなり 小中学生を引っ張るためには、 
自分たちが本気で学ばなければならない・・・」

そんなコーチの言葉に 襟を正す高校
生でした。

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その甲斐あって 高校生の目の色が大きく変わり、後半の練習は一生懸命に指導をし
よう、

また見本となろうとする気持ちが態度に大きく表れて、下級生たちのよき目標となっていきました。

 

 

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井上さんが見本として高校生のプレイを見せます。

懸命に先輩のプレイを見る中学生。

 

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31日は石巻から約1時間半を走った古川に宿泊。ホテルの目の前には 

あのバレーの名門古川商業が聳えていました。

 

 

4月1日

“雪”の予想を大きく裏切って 晴天。
北上川の脇を①時間以上走って 飯野川仮設住宅を訪れました。DSC_0327

飯野川仮設住宅は 朝早いこともあり、また 急なスケジュールだったために

少し集まるのに 時間がかかってしまいましたが、可愛い双子ちゃんの参加もあり、温かいムードに。

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仮設住宅の方々の支援をするために、先ずは仮設の方々とコミュニケーションを図る
ために 一緒に参加して下さった ボランティアの他府県の県警の方の参加により、本当に盛り上がりました。

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他府県からいらしてる県警の方は このように 足しげく仮設住宅を訪ねては 

皆さんと良き信頼関係を築くために いろんな形で努力をされているのだと実感。


本当にご苦労様です。

 

今回はちびっこの双子の姉妹も まるでお母さんに見間違う若い祖父母と参加。

お散歩中の猫ちゃんまで混じって 楽しい会場になりました。

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会場を後にして 一行は 石巻商業高校に再び向かいました。

 

 


今回は高校生をメインの時間と 小中学生メインの時間に分かれて、しっかりと指導。


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真剣な態度で臨む高校生。後半で小学生を指導するための指導法を学びます。

 

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ここからは 小学生のための時間となりました。

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小学生を石巻商業の高校生が指導をし、その指導法をコーチとして三屋さん、井上さん、江藤さんが指導するという 新しい形です

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子供たちがTシャツを着るのを手伝う江藤さん

 

このような指導法は 今後バレーボールコーチングキャラバンとして、被災3県で繰り広げられることになっています。まさに 被災地に対して バレーボーラーが青少年の育成のために取り組むことで 支援をする試みがここから始まりました。
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石巻地区に限らず 

被災地はかすかな復興バブルが生じて、コンビニなどが林立。

活を思うこともあり、高校生が働くことも多くなっているそうです。

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今まで部活に費やしていた時間を 生活のために働かざるを得ない場合も含めて

やはり 震災は青少年の青春を変えてしまったことは否めません。

 

 

ずっとは無理かもしれないし、

長い時間をかけて運動をすることは難しい諸事情もあ
るでしょうが、

私たちは被災地の子供たちがこのようにバレーを通しても、かけが無いのない時間を堪能してくれることを願って活動しています。

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3回目の訪問になる石巻商業と近隣地区の子供たち!

バレーを通して、そして 運動を通して 明るい日々が過ごせますように・・・・

 

 

 

 

 




2012年3月16日 (金)

東日本大震災から1年

 2011年3月11日

あの 東日本大震災から一年が過ぎました。

思えば 健康寺子屋の四谷クラスの開催の後、先生方のミーティングをするつもりで集まっているその時でした。

グラグラ・・・ 最初はいつもぐらいの大きさだと思っていましたが

ドンドン大きくなっていく・・・

その内 事務局から見える 笹寺の観音様が大きく揺れ始め、私たちのデスクの本が落ち・・・

声も出ない人。 必死に本棚を抑える人・・・ 本当に長い時間でした。

でも 揺れが静まると 粛々と荷物を片づける我々・・・

同日の夜に入っていた予定も 変えるつもりもなく、地震はすっかり過ぎ去ったつもりだったのです。

 それが 始まりであったことを知るには 少し時間が必要でした。

「地下鉄が止まっているらしい」

「新宿通りに大勢の人と車の波が押し寄せてきている」

「四谷三丁目からわずか100メートルを車で進むのに30分を要した」

 正に”恐怖”が押し寄せてくる。 子供の頃に見た 怖い映画を思い出すような・・・・

少しずつ悪い状況に向かっていることに気づくと、その恐ろしさと不安は増す一方でした。

その日は 多くの帰宅難民が発生しましたが、その例に漏れず

私たち事務局も 多くの帰宅難民が生まれたのです。

その後の悲惨なニュースは 心が凍りつきそうな、つらいものでした。

   ( 間 )

東京でも そんな恐怖です。

被災地の悲劇や残酷さを映像で見るたびに震え上がり、 「何かできないか?」

という気持ちが日増しに募り、 何ができるか?考える間も無く

「東日本大震災健康支援プロジェクト”こころとからだの健やかのために”」の活動を立ち上げることになりました。

ボランティア活動に精通しているわけでもなく、全てが初めての試み。

支援活動を行う人たちへの説明会があると言う話を聞きつけると、駆けつけ。

慣れないことに戸惑いながらも 先ずは全国高校体育連盟の各県の専門委員長にお見舞い電話をかけて現地の状況を収集。

それでも 活動につながるまでには 試行錯誤の毎日でした。

何ができるかは行ってから考えよう!

三屋裕子の思いに賛同した多くの人たちと共に、2011年3月28日

私たちの活動がスタートしたのです。

それから一年。 今では東北道を走ることが まるで故郷に帰るように当たり前のこととなり

福島、宮城、岩手が とっても近くに感じられるようになりました。

その道のりも 春、夏、秋、冬・・・と彩りを変えていきましたが

ただただ夢中で走ったその時から 全ての季節が過ぎていったことが夢のようでもあります。

まだまだ 一年を過ぎた被災地の状況は深刻なものです。

被災地の人々の苦労も不安も、復興と言う文字には程遠い現実。

私たちにできることは限りがありますが、できることをつづけていきたいと思っています。

この一年で出会った多くの方々の笑顔を胸に、これからも「今できることを」積み重ねて参ります。

 一年間の活動を見守って下さった方々、 私たちの活動に参加して下さった方々

本当にありがとうございました!!! これからも 宜しくお願い致します。

              東日本大震災健康支援プロジェクト”こころとからだの健やかのために”事務局

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3月10日~12日まで仙台、気仙沼 含め 被災地の慰霊にお伺い致しました。 犠牲となった方々のご遺族やご近親者のお気持ちを察し、詳細のご報告とお写真は控えさせていただきます。 ご了承ください。

2012年3月 9日 (金)

2月25-26日岩手県大槌町・宮城県気仙沼市活動報告

2012年2月24日(金)~26日(日)

岩手県大槌町と宮城県気仙沼市へ

メンバー:三屋裕子、井上謙、泉水智、蔭山弘道、大塚真里子

事務局:塩澤弥生、野中真代

 

24日

今回は岩手県の支援のため 前日入りを計画。花巻に8時ごろ到着して、宿泊。

25日

遠野まごころネットの協力を得て、大槌町にて健康支援2か所と、コチキャラを通して縁をいただいた大槌高校を訪問することに。

何より今回の支援の急所となったのは、この大槌に向かう道のり。

花巻から レンタカー二台に分乗して向かうことに。それぞれがナビで導かれた道のり。 約3時間を走ることになり、笛吹峠を越えることに・・・・

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大槌に向かう途中。まだまだ 余裕の三屋さん。しかし、視界はどんどん・・・

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この道は 現地の人にとってもかなりの難所で、11月以降になると、現地の人は使わない道とのこと・・・

大雪、氷点下以下のためにワイパーが凍結。新雪のわだちにハンドルを取られながら、低いガードレールは雪に埋もれ、車一台が通る程の細い道のり。

大きな危険と背中合わせの中 なんとか大槌に。

 

大槌の最初の訪問先は吉里吉里中学の仮設。

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仮設の談話室が狭いために 中学校の多目的ルームにて開催。

仮設住宅から 参加の皆様にいつもの通りTシャツをプレゼントして

大塚さんのストレッチ。三屋さんとのゲーム性の高い健康支援に大喜びの参加者の皆さんでした。

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最後に皆で輪になって・・・
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折しも 中学校の体育館で男子バレーの大会を開催中だったために

「一言ください」という要望に応えて 三屋さん、井上さん、泉水さんはエールを送る。

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吉里吉里中学を出ると 次は 井上さんと泉水さんが指導をすることになっている大槌高校へ。 あにはからんや、大槌高校への道は雪が深い。 新雪に四苦八苦して、やっとのことで到着。

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大槌高校と宮古工業高校 男子バレー部

 

大槌にて挨拶を済ませて 女性群は次なる仮設へ

ところが 大槌高校を出たところで 新雪にはまり タイヤは空回り。

思いもかけず通りかかった 野球部の先生と選手たちに助けられ なんとか脱出。

そして 次は大槌第七仮設住宅の集会所。

集会所の隣には岩間商店というお店があり、岩間自治会長に導かれて集会所へ。

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集会所では子供たちがゲームに夢中。

お雛様が飾られた集会所を、体操のできる環境に整えていると、

次々に参加者が訪れ、子供たちもゲームの手を止めて、その輪の中に・・

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最初は照れていた子供たちも加わって、いつの間にか 会場は老若男女の憩いの場に。

ストレッチ、三屋プログラム、ボール遊び

子供たちにも 役割が与えられて 多くの笑顔に出会えました。

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同日は大槌から南三陸町への移動が最後の仕事。

気仙沼の宿が取れず気仙沼を通過して南三陸に・・

陸前高田の一本松が・・・

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そして、雪道で苦しんだ一日は更けていきました

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26日

南三陸から再び気仙沼へ

気仙沼の五右衛門が原野球場の仮設住宅は 私たちの行き慣れた新月パーキングエリアの近くに。

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気仙沼復興協会の方に導かれ、(独)産業技術総合研究所の方々の視察もある中、健康支援がスタート。

小さな談話室が、あっという間にストレッチ会場に!

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会場は笑顔が一杯で、元気が一杯で、ストレッチ、三屋プログラム、ボール遊び、脳トレビクスと、全てを網羅した総合プログラムが展開されました。

 

次は運動場の仮設住宅に向かうはずが、復興協会の方から

「テニスコートの仮設にも ちょっと行って頂けますか?自治会長さんが今参加していらして希望していらっしゃるのですが・・」

それなら・・・と 30分の余裕を利用して、一同 テニスコートの仮設へ

ここは 本当に談話のためのテーブルが準備されていて、人が集まるもスペースが無い。

そこで 少ないスペースでもできる ストレッチやトレーニングを速効始動。

指導者の皆様の急な対応ありがとうございました。

 

ラストは、隣接する運動場仮設住宅の皆様への支援。

元気な自治会長さん。(実は元バレーボール部)のリーダーシップのもと、大半が70歳以上で80歳以上の参加者が過去のどこよりも多いメンバーながら、座ったままの方も含めて 多様な世代の方に支援を行いました。

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チーム対抗に一番本気なのは・・・

それは 講師陣???



 

 

「決して無理しないでくださいね  できるかどうかではなくて、楽しんで笑ってもらえば良いので」

そんな三屋さんの言葉通り 子供からご高齢者まで 老若男女性別に関係なく、プログラムを楽しんでこなしていきました。

 

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今回は全ての会場で最後に輪をつくり、「今できることを」のメッセージをしっかり伝えて

「決して皆さんのことを忘れずに 私たちのできる支援活動を続けていきます」

そんな 宣言に笑い 涙ぐみ、「気仙沼はがんばるぞ うぉ~ 」と大声を出して 終了しました

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皆で輪を作り、気仙沼の復興を祈りましょう!

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大槌の皆様 気仙沼の皆様

遠野まごころネットの皆様

気仙沼復興協会の皆様

そして いつもながらの(株)アシックス様

講師の皆様

本当に本当にありがとうございました

私たちは一周年を超えてもこの活動を続けて参ります

2012年2月24日 (金)

2月25~26日活動予定

2月25~26日の活動予定が決定いたしました。

2月25日(土)
岩手県
大槌町吉里吉里中学体育館にて健康支援
大槌高校にてバレーボール指導
大槌第七仮設団地にて健康支援

2月26日(日)
宮城県
気仙沼五右衛門ヶ原運動場仮設住宅及び
五右衛門ヶ原野球場仮設住宅にて健康支援

ご参加の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

2012年2月 2日 (木)

1月22日宮城県活動報告

22日(日) 気仙沼市において

この日は、急遽、気仙沼市のスポーツ顕彰授与式に行くことになりました。

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会場は以前、避難所の時に伺った総合体育館。

大塚・西島両先生は準備運動を頼まれて指導しました。


 【気仙沼市松岩中学校・バレー指導&健康支援】

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そして、気仙沼市松岩中学校にて、合同練習会が行われました。

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三屋さんの指導を熱心に聞く中学生。

 

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南さんの指導を受ける、男子バレー部の面々

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向井さんは、楽しそうに松岩中学の生徒を指導します。

 

こちらは同中学の中にある仮設住宅で、健康支援活動を行う
大塚さん。

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さあ 準備体操を始めます

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仮設に住む皆さんが駆けつけて、復興協会の方々も加わって、楽しく体を動かしました。



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笑いが止まらないご参加者
「こんなに笑うのは久しぶり・・・」・・と。

 

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「さあ、はじめますよ~準備はいいですか??」

楽しいボール渡しが始まります

 

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「おかあさん上手!」
向井さんも楽しくキャッチ

 

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「お疲れさまでした!」
三屋さんとハイタッチ

同じ松岩中学の中で、仮設住宅と体育館を行ったり来たりのみなさん。

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コーチへの感謝の花束を「逆に激励を込めてお誕生日が近い人にプレゼントします!」と手渡された中学生。

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「ありがとうございました!」
「まじめそうだから、キャプテンを中心にがんばって下さいね」

全日本女子のサインをプレゼントされて、みんな大切そうに帰って行きました。  

 

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ご参加の皆さま、コーディネートしてくださった関係者の皆さま、

本当にありがとうございました!

□参加・五十音順

 

<バレーOB・OG>
田中直樹、三屋裕子、南由紀夫、向井久子
<健康寺子屋>
大塚真里子、西島繁美
<スタッフ>
野中真代