2011年4月26日 (火)

4月24日いわき市訪問のご報告

2011年4月24日(日)

ご出身者のご紹介により、いわき市 内郷と平地区と呼ばれる地域の                              避難所を訪問しました。                                                                        内郷コミュニティセンター、いわき市平工業高校、いわき市平体育館。                                     同地区の避難所と言え、物理的な環境をはじめとして、状況が非常に異なることに驚きました。

最初に訪問した内郷コミュニティセンターは体育館の半分を自由に使うことができ、                              ボール遊びや バレーボールのパスなどでコミュニケーションを図りました。                                     また、2004年にFNS春高バレーコーチングキャラバン(コチキャラ)で                                     大竹秀之さんが指導した磐城二高の選手たちが成長した姿で監督と共に                             訪問してくれたことは大変嬉しいことでした。

大竹さんとコチキャラ生徒 

2番目の訪問先である平工業高校は丁度お風呂の時間と重なり、                    先に3番目の予定の平体育館へ。                                                        大きな体育室が非常に高く段ボールで仕切られて、スペースに限りがあったために、                           あやとり、御手玉、柔らかいボールを使っての遊びのチームと                                            バレーボールを楽しむチームとに分かれての活動。                                                今ではたった独りになってしまったけれど、                                                    楽しげに体を動かそうとするご高齢者の姿にこちらが励まされました。

 そして 最後の訪問先の平工業高校は 先に一度立ち寄ったこともあり、                                       大勢に拍手で迎え入れられました。                                                                  スペース的な環境が整っていたので、全員で輪になってのボールゲームなど、                                   多くの人が一緒に活動し、一体感を味わうことができました。                                         束の間でも人と交わり、声を出して笑うことの大切さを改めて実感することとなりました。

 Web06Web04

 今回、環境が大きく違った3つの避難所を訪問させていただき、                                                                        「その場の環境と相手のニーズに合わせて、“あやとり”から“バレーボール”まで                       何でもやります」という私たちの活動の原点を大切に、                                                              決してこちらのペースを押し付けることの無いように、                                              被災者視点を軸に、被災地で働く方々のお手伝いになるように                                   努めていきたいと思っております。

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今回ご出席に下さった講師の方と、ご調整頂いた現地の方々を含め                                      皆様に“ありがとう”をお伝え致します。

 Web05

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 移動の際に、海岸線の被害の大きなところを拝見させていただきました。                       映像で拝見するのでは分からないほどに、言葉を失いましたが、                                    心の底から 亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

Web01  

 

<参加者・五十音順>

元バレーボール選手                                                                    大竹秀之、坂本清美、泉水智、竹内実、辻知恵、三屋裕子

NPO法人健康寺子屋                                                            大塚真里子、西島繁美、早川ゆかり

事務局 野中真代

2011年4月20日 (水)

【4月24日活動予定】いわき市を訪問します

 

4月24日(日)、いわき市の皆さまのご協力をいただき、

以下3箇所の避難所を健康支援プロジェクトで訪問させて頂くことになりました。

 ●いわき市内郷コミュニティーセンター

 ●福島県立平工業高校

 ●いわき市平体育館

健康寺子屋の講師陣と

 元バレーボール選手(泉水智、大竹秀之、竹内実、

 辻知恵、坂本清美、三屋裕子)でお伺いさせて頂きます。

コミュニケーションと楽しく体を動かすことで、

心身共に元気になって頂くきっかけ作りができればと思っております。

 

どうぞよろしくおねがいいたします。

2011年4月15日 (金)

4月9日を終えて・・・

4月9日の活動の参加講師からの
メッセージを掲載させていただきます。
 
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井上謙
 
前を向いて生きる姿に触れ、改めて心の大切さというものを教えていただきまし
た。ありがとうございました。
 
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泉水智
 
4/9(土)、東日本大震災の避難所の一つである郡山北工を訪ねました。

 ごく普通の高校の体育館に約80名の方々が避難しており、最も多い時で300名もいたそうなので、さぞ大変だった事と思われます。
 
いつまで我慢すれば良いのか先が見えない不安を抱え、避難所で過ごす毎日は言葉では言い表せない程辛い事と察します。そのような状況では、ドクターに「体を動かしましょう!」と言われても、それだけでは誰も動かないそうです。
 
そんな中、ストレッチ体操で体をほぐし、その後、軟らかいボールを使った円陣パスを行いました。普段は歩くことがやっとのおばあさんも一緒になり、笑顔で声を上げていました。
 
今回の訪問で、ボールの威力のすごさを感じ、バレーボールの「素晴らしさ」を再認識しました。ただの慰問でなく、一緒に体を動かす事で心身共にリフレッシュさせる活動が、これからはもっと必要であると実感させられました。
 このような機会を与えていただき感謝すると共に、今後も積極的に参加していきたいと考えています。
 
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早川ゆかり
 
被災者の方々にとって、忘れられていくことが、最も辛く悲しいことだと思います。
健康支援、長く続けたいと思います。
 
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西島繁美
 
様々な思いを抱えながら耐えておられる皆さんの、笑顔に出逢えたことがとても嬉しい。
そして、皆さんの笑顔から、勇気を頂きました。ありがとう!
 
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濱本和美
 
震災から1ヶ月が過ぎました。
福島の避難所を尋ね、夢であったらいいのに・・、と思いつつ
やはり現実なんだと思い知らされました。
しかし、被災者の方々の笑顔に接した時、心が洗われる様でした。本当に心の底から笑える日がきっと来る事を信じています。

何時までも大きな余震が続く中、先の見えないトンネルに入り込んだ様に思えますが、小さな一歩でも少しずつ進めば・・、皆の一歩を合わせれば・・、必ず明るいトンネルの外に出られます。
私もその中の一歩になれる事を信じて。
頑張りましょう!!
 
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大塚真里子
 
自分の出来る事を地道に続けて行く事を新たに感じ、自分が動ける限りみなさんの支援をしていく決心をしました!
 
 
 

2011年4月12日 (火)

福島県バレーボール協会HPに活動が掲載

先日の活動の様子が、

福島県バレーボール協会のホームページに掲載されました。

また、避難所でお会いした方々よりのお手紙も掲載されていました。

以下、協会HPより引用~
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三屋裕子さん率いる「健康寺子屋」の皆さんが避難所を来所されました!!

4月9日(土)元全日本 三屋裕子さんが率いるNPO法人健康寺子屋の皆さんと、
元全日本 井上謙さん、泉水智さんが避難所になっている郡山北工業高校を訪れ、
避難されてる皆さんと一緒に体を動かし、避難者の皆さんを元気づけて下さいました。


活動の様子は→こちらから

被災者からの感謝のお手紙

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2011年4月10日 (日)

【活動報告】4月9日

 
郡山北工業高校避難所の被災者の皆様

  素晴らしいひと時と出会いをありがとうございました!!!

 

 東日本大震災 健康支援プロジェクト”こころとからだの健やかのために”は

4月9日(土)に 郡山北工業高校の避難所にお伺いしました。

福島県とのご縁を作ってくださったのは 

元バレーボール全日本選手でFNS春高バレーコーチングキャラバン(コチキャラ)の

コーチでもあった井上謙さん。 

井上さんから持ちかけられた 「激励メッセージを福島へ」が発端となり、

三屋裕子コーチを団長にコチキャラコーチとして福島の担当コーチを経験した

元全日本の泉水智さんというバレーOB&OG。 

 さらに 「からだを動かし、コミュニケーションを取ることが心身の健康につながります」

というメッセージを持って活動している「健康寺子屋」の講師陣も揃っての訪問。

 

スタート時には300名いらした被災者の方も、今では約80名。

しかしながら、郡山北工業高校の男子バレー部も加わり、賑やかな避難所となりました。

 

「バレーボール&健康寺子屋」 という

初めてのコラボの講師陣がわずか数日の間に手作りしたり、

集めたおもちゃを子供たちにプレゼント。

子供だけでなく、ご高齢者の方々とも一緒に遊び、直ぐに和やかな空気が広がりました。

 Marukunatte Inouesan1 Ganbaru_obaachan1

また、三屋講師が日本バレーボール協会にお願いして持参したバレーボールや

健康寺子屋の理事を務めるロクシタンジャポンからプレゼントされた素敵なプレゼントに

避難所の方々から「幸せ」という言葉が飛びだしました。

 

そして、健康寺子屋の講師陣による避難所全員の健康体操。

次に、三屋講師が全員で楽しむボールゲームをリードして、

締めは井上講師&泉水講師による希望者のバレーボール体験。

被災者の方々も 二人の男性講師の強打を受け、大盛り上がり。

「久しぶりに汗をかいた」

「被災以来はじめて楽しくからだを動かした」

「被災してから何よりも楽しかった」

 

そんな声に見送られ、私たちが 一番幸せを頂きました。

バレーボールの持つ 「コミュニケーション力やチームプレイの深さ」

健康寺子屋で伝える「からだを動かして、 こころとからだを元気にしましょう!の精神」

それが 一つになって 避難所の皆様と ”心ひとつ”に・・・・

離れがたい思いを 沢山残しながら 帰路につきました。

   本当にありがとうございました。

 

何ができたわけではありません。

でも 私たちは被災者の方々を支えているのではなく、

私たちが支えて頂いている。 

何より 私たちは生きているのではなく、生かして頂いている。 

そんな気持ちを心に沢山刻むことができました。 幸せでした。

 「頑張ってください!」ではありません。 

誰のためでもなく、みんなのために、

そして 日本の将来のために 一緒に頑張りましょう!!・・・避難所の方々に 思いを馳せました。

 

東日本大震災 健康支援プロジェクト                                                      「こころとからだの健やかのために」事務局