2012年3月31日~ 福島県三春町貝山&石巻訪問
2012年3月31日~4月1日
東日本大震災健康支援プロジェクト“こころとからだの健やかのために”は
福島県三春町貝山仮設住宅へ3回目の訪問と
石巻商業及び飯野川仮設住宅に初めての訪問を行ないました。
長い冬を超えた 東北地方。
何度となく雪道を通い、また 岩手県大槌町においては 非常に深い雪に悩まされた
我々にとって、まさに“越冬”と言えるものでした。
ところどころの残雪が 春の訪れを印象づけたのです。
貝山仮設住宅の集会所は我々が到着したときには 人が溢れて、
50人を超える人がひしめき、過去2回の訪問を経て、改めて歓迎して下さる気持ち
が大いに表れていました。
3度目で見慣れた顔ぶれに混ざって、初登場の人も多く、今回は特に男性の参加者が
増えているのが印象的でした。
当会場には福島県全国高校体育連盟バレ
ーボール専門部部長小針先生や中体連の
羽根田先生のお顔もも混ざって
本日のプロジェクトメンバーは
三屋裕子、井上譲、江藤直美、大塚真里子、西島繁美、野中真代の6名
ストレッチ。三屋オリジナルプログラム、
有酸素運動を取り入れた脳トレビクス。
何度も参加している人は スタートと同時に
テンションも高まり、初めての人も笑い
の渦の中に巻き込まれて行きました。
時間はあっという間に過ぎていきました。
内のレストラン特性の、チャーハン、
ラーメン、焼き肉、やきそば・
・しかも 全てが3人前あるような大盛。
体操の後の 大食い大会の様な
びっくりランチタイムでした。
“美味しかった!”
そして 一行は 石巻商業に向かいました。
いつもは三屋さんが7割運転という東北への道のりも 今回は井上さんと江藤さんと
いうドライバーを得て、ほっとしている姿が印象的でした。
最初の訪問は 学校に隣接したがれき置き場のためにハエが大量発生して,最近は見なくなっ
たハエ取り紙が あちらこちらにつるされている姿が印象的だったのですが、2回目の道路浸
水も無くなり、 それでもなお整理された大量のがれきが・・・
ただ 受け入れ先が決まった瓦礫が パッキングされて 積み上げられて、心なしか
ほっとした風景に見受けられました。
受け入れてくださる地域の皆さんありがとう
ございました。
石巻商業の体育館は 中学生の練習試合が終了をし、整然と並べられ
コーチの登場をまつばかり。
三屋さん。井上さん。江藤さんもそれを受けて直ぐに練習をスタート
中学生と高校生1人がチームとなり 数々の練習を重ねていきました。
そして 一つのプログラムを終わるたびに 高校生に「ありがとうございました」と
頭を下げる中学生、照れながらも 礼を返す高校生。
どちらにとっても有意義な時
間が過ぎていきます。
「高校生が地域のバレーボーラー
のリーダーとなって、また 憧れのお兄さんとなり 小中学生を引っ張るためには、
自分たちが本気で学ばなければならない・・・」
そんなコーチの言葉に 襟を正す高校
生でした。
その甲斐あって 高校生の目の色が大きく変わり、後半の練習は一生懸命に指導をし
よう、
また見本となろうとする気持ちが態度に大きく表れて、下級生たちのよき目標となっていきました。
井上さんが見本として高校生のプレイを見せます。
懸命に先輩のプレイを見る中学生。
31日は石巻から約1時間半を走った古川に宿泊。ホテルの目の前には
あのバレーの名門古川商業が聳えていました。
4月1日
“雪”の予想を大きく裏切って 晴天。
北上川の脇を①時間以上走って 飯野川仮設住宅を訪れました。
飯野川仮設住宅は 朝早いこともあり、また 急なスケジュールだったために
少し集まるのに 時間がかかってしまいましたが、可愛い双子ちゃんの参加もあり、温かいムードに。
仮設住宅の方々の支援をするために、先ずは仮設の方々とコミュニケーションを図る
ために 一緒に参加して下さった ボランティアの他府県の県警の方の参加により、本当に盛り上がりました。
他府県からいらしてる県警の方は このように 足しげく仮設住宅を訪ねては
皆さんと良き信頼関係を築くために いろんな形で努力をされているのだと実感。
本当にご苦労様です。
今回はちびっこの双子の姉妹も まるでお母さんに見間違う若い祖父母と参加。
お散歩中の猫ちゃんまで混じって 楽しい会場になりました。
会場を後にして 一行は 石巻商業高校に再び向かいました。
今回は高校生をメインの時間と 小中学生メインの時間に分かれて、しっかりと指導。
真剣な態度で臨む高校生。後半で小学生を指導するための指導法を学びます。
ここからは 小学生のための時間となりました。
小学生を石巻商業の高校生が指導をし、その指導法をコーチとして三屋さん、井上さん、江藤さんが指導するという 新しい形です
子供たちがTシャツを着るのを手伝う江藤さん
このような指導法は 今後バレーボールコーチングキャラバンとして、被災3県で繰り広げられることになっています。まさに 被災地に対して バレーボーラーが青少年の育成のために取り組むことで 支援をする試みがここから始まりました。
石巻地区に限らず
被災地はかすかな復興バブルが生じて、コンビニなどが林立。
生活を思うこともあり、高校生が働くことも多くなっているそうです。
今まで部活に費やしていた時間を 生活のために働かざるを得ない場合も含めて
やはり 震災は青少年の青春を変えてしまったことは否めません。
ずっとは無理かもしれないし、
長い時間をかけて運動をすることは難しい諸事情もあ
るでしょうが、
私たちは被災地の子供たちがこのようにバレーを通しても、かけが無いのない時間を堪能してくれることを願って活動しています。
3回目の訪問になる石巻商業と近隣地区の子供たち!
バレーを通して、そして 運動を通して 明るい日々が過ごせますように・・・・